【インスピレーション】市岡博子
おちばのてがみ
はる・・・なつ・・・あき・・・の
おもいでが
おちばになって
きれいな てがみのように
いちまい ひらり
もういちまい ひらり
(そだててくれて ありがとう)と
だいちに とどけられます
そしてふゆ
ちきゅうは
かさなりあった おちばの
おもいでの つまったてがみをよみ
あたたかいセーターのようにきこんで
ふかふかとねむります
工藤直子
プログラム『俳句/選句・鑑賞』
今月のプログラムは新入会員 玉腰裕子さんの 人となりが良くわかる
素晴らしい“アイスブレイクスピーチ”で始まり 続いて俳句鑑賞でした。
俳句歴40年、飛騨俳句会会員の垣内静子さんによる選句、講評、添削と
時には、笑いありの和やかな雰囲気の中進行していただきました。
40句の秀作の中から下記の作品が選ばれました。
*垣内さん選出
・特選・水口久美子さん 「十三夜臥す我包む母のごと」
・入選・河渡久枝さん 「無言行皮むきむきて栗ごはん」
・入選・森下道代さん 「栗ごはん優しき母は遥かなり」
・入選・市岡博子さん 「さつまいもほほばる母の手メロン肌」
*会員選出人気句NO3
・1位・阪下恵子さん 「秋高し凛と佇む千畝の碑」
・2位・向井節子さん 「白帝という名の城に秋日射す」
・2位・清水洋子さん 「引き別れ鉦の音さみし秋まつり」
皆様のご協力ありがとうございました。
プログラムリーダー 桑谷弘子